いや、なんかもう…どこまで書いたのか自分でも分からなくなってるので、読んでる人はもっと分からないんじゃないだろうかと思うけど、年末押し迫っているのでガリガリ進めたいと思います!
(ここまでの旅行記はコチラから)
ということで、怪しいトゥクトゥクのおっちゃんが次に連行した場所は、「エレファントビレッジ」というゾウさんたちがいるところ。 しかし、私はここではなくて「エレファントキャンプ」というところに行きたかったのだ。なぜなら、事前調べによるとビレッジはゾウつかいのおっちゃんたちのチップねだりが強請るレベルじゃなくて強奪するレベルで嫌な目に遭った…という口コミが多かったから(〇_〇)
おそらく、事前調べをしている他の旅行客もキャンプの方がええわな…と思ってそちらに流れ、ビレッジが困窮した末にトゥクトゥクのおっちゃんたちに客を連れてきたらマージンをやる!的な契約を交わしているんじゃないかと思うんだ。
ビレッジの入り口までついて行ってみると、案内のおばちゃんが出てきてメニュー表をちらつかせながら、「30分でいくらだ!」「安いのだ!」「乗るのだ!」とまくしたてながら押し迫ってくる。正直怖いくらいの迫力。気の弱い日本人ならこのまま飲み込まれてしまうに違いないレベルの気迫。
しかし、私はこういう時気が弱くないのである。
「ここじゃない。キャンプに連れて行ってくれ!」とおっちゃんに伝える。
しかし、おっちゃんはマージンが欲しいのでおばちゃんの味方をする。「ココ、ゾウのるよ~」と。 「ビレッジじゃなくて、キャンプがあるでしょ?」とおっちゃんに言っていると、後ろからニョキッ!とおばちゃんが出てきて「ない!ゾウ!ここだけ!他にゾウ!いない!!」と言い張るのである。
ウソつけ!私を誰だと思っている。
事前調べの鬼だぞ!ぐげげげ!
「オイばばあ!(←実際は言ってない。さすがにそれは言えない、「小心と強気のあいだ」なのである。「冷静と情熱のあいだ」よろしく読んでほしいけど、もはやその映画を知らない世代が読んでいる可能性があると思うと震える。)ゾウは他にもいるよ、知ってるの。嘘だよ、嘘」
そして、表向き強気な感じでさっさとその場を立ち去る!…小心だから。胸ぐら掴まれたら泣いちゃうし。
後ろから怒号のような大声で「ゾウいない!ここしかいない!!!(`Д´)」というおばちゃんの声が響くが、足をバタバタさせながら去ってやった!しかとは見ていないが、背中についている目で見ると、おっちゃんはおばちゃんの横でばつの悪そうな顔をしていた。
仲間たちも自由である。そんな私を見て「ここには入らないのだな」と悟ると、ケロ姐御は、来るときに見かけたカエルの置物が置いてあったお店を見てみたいからとスタスタと歩いていってしまった。
斉藤’sは、怪しいおっちゃんとケロ姐御どちらのそばにいたらいいかと考えたらば当然ケロ姐御なので、状況はいまいち掴めないがとりあえず姐御についていく。
私は…後ろから慌ててついてきた怪しいおっちゃんに捕まる(〇_〇)
「オネエサン、オネエサン(汗)ゾウのる!30分500バーツよ、たくさん乗れるよ!」
「う、うん。ゾウね、そんなに長く乗らなくていい。20分とかでいいの。ていうか、ここ嫌なの。キャンプつれていって」
「ノーノー!オネエサン、ワタシココ20プン400バーツOK!デキルヨ!ヤスイ!のれる!」
「(そんなこと出来る権限あるんかい…)でも、私キャンプいきたいの、ここ嫌なの。キャンプは小象もいるんだよ」
「ちいさいゾウいない。ちいさい乗れない。大きいゾウ!30プン500ネ!長いのれる!」
「いや、だから…長く乗らないの!たくさんいらないの!30分いらないの」
というくだりを3回くらい繰り返す。相変わらずしつこいゾ!
おっさん→全然なびかない客にうわ~ん困ったよー!みたいな顔をする。
私→いや、困ってんのはこっちもだよ。さっさとキャンプに連れて行ってくれよ。
1人で対応するのに疲れたので、仲間たちの方へと歩いて行こうとする。
おっさん「どこいくのー!まってー!(>_<)ゾウ!キャンプーー!」
「あれ?キャンプいってくれるの?」
困り果てた顔をしながら手持ちのマップをみせてくる
「今ココ、ゾウ」
「うん。ほら、こっちにキャンプあるじゃん。」
「キャンプ、ゾウ。」
「そうそう。ここだよ、ここに行って」
「コッチ、ぞう。ココ、ゾウ。」
「そう、ゾウがいるところ。ここに行くの」
「ハイ…、ゾウ(しょんぼり)」
…そして私の太い二の腕をペシペシと撫で叩きながら 魂が半分抜けたような腑抜け笑いをしつつ、「君には負けたよ!」的な微妙なウィンクをかましながら「トゥクトゥクに乗りな!」というジェスチャーをしてきた。 その頃、仲間もぞろぞろとトゥクトゥクへ戻ってきたので、やっとキャンプへGO。
私は、「実に面倒なやりとりだったけど、意外とおっちゃんは良いヤツかもしれないぞ」と思い始める。おっちゃんはおっちゃんで「なんて面倒な客を捕まえちまったんだ…」というようなことを思い始めているに違いない表情でしぶしぶとトゥクトゥクを動かし始めた。
エレファントキャンプでエレファントライド♪
ということで、すったもんだでやっと到着したのが エレファントキャンプ
ゾウに乗るのです。 斉藤'sは乗らないということなので私とケロ姐御のみ。
約20分/500バーツ
園内には、こんな写真も飾ってあります。
秋篠宮文仁親王様も!
ゾウの身体はがっしがし!ざらついたゴムみたいな感触だよ。
ゾウつかいのおじちゃん
エレファントキャンプの周りは遺跡だらけなので、ゾウにのってのんびり遺跡を眺めることもできます。 かつては王様専用の乗り物だったゾウ。そのゾウさんの背中にのって遺跡を眺めれば、時代を超えて王様気分を味わえるかも?!
これは、ゾウさんが道端にポロポロ落とすウ●チをかき集めたもの。
道は綺麗にしておかないとね!
のっしのっし歩いていると、他の観光客に写真撮影されたりします。
西洋系の観光客はレンタルサイクルで遺跡巡りしている人が多かった印象。
ここでも注目の的。
と思ったら、近寄ってきてゾウさんに触るわ、一緒に並んで記念写真撮るわ…自由(ㆁᴗㆁ)
その間私たちはゾウさんの上で待ちぼうけ。 なので、ゾウさんの背中を撫でたりする。
やっぱりガッサガサ!厚い皮だなぁ~♪
Uターンして、元来た道を帰る途中。 道端で蓮の実やピーナッツを売っているおばあちゃんのところに寄って、ゾウつかいのおじちゃんが茹でピーナッツをおやつに購入。コラコラ、仕事中だぞ?この人も自由だ(笑)
そして、帰っているとおもむろに「チップ!チップ!」と言ってきた。
「チップ?今お金ないんだぁ~」と言うと
「ええ~~?え~~~ん(T_T)」と泣きまねをして悲しがるおじちゃん。
やっぱりキャンプのゾウつかいさんの方がチップの要求は緩いみたい。ビレッジの方だと「写真撮ってあげるよ」と言って写真バシバシ撮った後、チップ渡すまでカメラを返してくれないとか、元の場所まで戻ってくれないとか、なかなか悪質な要求を体験した人も結構いたみたいなので。
チップがもらえずガッカリしてそうだったので、日本から持ってきた「いちごみるく飴」を「おじちゃん、これチップのかわりにあげる!」と言ったら
「それはイラネ~(笑)」と断られた╰( º∀º )╯アハハ
そしたら、和んだのか おやつとして買って食べていた茹でピーナッツをなんと!私たちに分け与えてくれた~!チップも渡してない客なのにーー(>_<)
ありがたく頂いて、ゾウさんの上で食べる茹でピーナッツ!悠々自適な感じだ。
茹でピーナッツ大好きなんだよな~。ちょうどよい塩加減♪おじちゃんの真似をして、ピーナッツの皮はその辺にポイポイ!しました。
食べ終わった頃、また振り向いてさらにたくさんピーナッツをくれるおじちゃん。 なんだかんだで、おじちゃんと半分子するくらいの量をもらったかも(๑°ㅁ°๑)
もぐもぐピーナッツを食べながら、のっしのっし歩くゾウさんに乗っていたらあっという間にキャンプに戻ってきてしまった。
ゾウに乗ったって体験だけでいいや~と思っていたけど、これなら30分とか1時間乗っていても飽きなかったかも。
キャンプでは、器用にゾウさんの上で寝るゾウつかいのおじちゃんも。
はい、ゴール! と降りたら、ゾウさんが鼻をちょいちょいしてチップを要求します(笑)
分かっているよねー!ゾウさんがねだると、ついつい渡してしまうチップ。
園内には、まだ大人になりきっていない子どものゾウもいて、エサをあげられたり 20バーツくらいだったかな?お金を払えば、鼻に乗せてもらったりして写真撮影を好きなだけできるそうです。
私もやりたかったけど、楽しくエサやり中のお子さんたちがいたので、今回はおあずけ。というか、私の体重に耐えられずにゾウさんの鼻もげたら困るしね!(ぇ…)
子ゾウ…良く見ると、アレがダラーンって出てるよね(〇_〇)
園内にいた売り子さんが売っていた、振り回すと音がでるおもちゃに興味を持ったケロ姐御が呼び止めてお買い物中です。
手前にいるのが、ここに来てやっとその姿をあらわにしたトゥクトゥクのおっちゃん。 おもちゃの音の出し方を実践しては、若干歯抜けの笑顔で楽しそうに笑う。 私の二の腕をぐいと引っ張って、おもちゃを持たせて一緒に回して音が出ると顔をくしゃくしゃにしてニヨニヨ。
…というかお主、私のぷよぷよの二の腕の気持ちよさにハマっているんじゃあるまいな!?気安く握るでないゾ!
そういえば、ゾウから降りてきたら斉藤姉が「さっき、自販機で飲み物を買おうと思ったら大きい紙幣が入らないやつでさ、どうしよう~と思っていたら、おっちゃんが紙幣をひょいと持って行ってしまったから、疑いまくって『ヤバイ!せしめられた( ☉་☉ )』と思ってたら、こまかい小銭に両替してもってきてくれたんだよ~。びっくりしたよ~」と(笑)
どうやら、おっちゃんはそこそこいい人なんじゃないだろうか、とこの辺りで大分警戒心が薄れてきた我々。でも詐欺師はたっぷり油断させてから事を成すのである。やはり油断大敵!…なのかな?
子ゾウさん動画の後ろでカエルみたいに騒がしく鳴っているのが、上で書いたおもちゃの音です。めっちゃ振り回しているでしょう(笑)
-つづく-
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